過去の展示レポート
第9回PA準大賞受賞者展 佐伯明美 展

第9回PA準大賞受賞者展 佐伯明美 展 2021.9.27~10.8

CONCEPT・WORKS

今改めて考えてみると根底にいつもあるのは「私がこの世に存在するという不思議」という感覚。これが作品を創らずにはいられない理由のように思います。
2016年春、心新たに自宅にプレス機を設置し、道具を整え、銅版画(メゾチント)に取り組み始めてから初の個展となります。作家生活をスタートさせるのが随分遅くなってしまいましたが、経験と年齢を重ねたからこそ表現すべきものがクリアになり、作品により良い結果をもたらしていると感じています。
2020年以降コロナ禍は全ての人に「死」を意識せざるを得ない状況をもたらしました。重く苦しい空気感や「次は自分の身に起こり得るかも・・・」という漠然とした不安感が充満した世界を、自宅にこもって過ごしたこの部屋から「時代の目撃者」として表現せずにはいられませんでした。今の時代を生きる者として、この記憶を後世に伝えられればと願っています。(作家談)

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