過去の展示レポート
「本山智香子 個展」

「本山智香子 個展」 2016.6.6~6.25

CONCEPT・WORKS

本山氏は”モノ”と”ヒト”との関係を静かにさらに冷静な視線で監視しているような油画を描いている作家です。我々の暮らしの中に溢れるモノとヒトの関係性を遠くときに短い距離で観察し、その答えを絵にしています。溢れるモノに囲まれ、圧迫感を感じ逃げ出すヒトの感情やそれを裏切るようにモノに囲まれると一時の安心を得ているヒトの気持ちを周辺の日常的なモノで表現した作品を制作しています。今回の展示では、彼女のモノに対しての新しい疑問とその答えを感じさせる作品に会える企画展となっています。

本山氏は「服飾は武装すること」に似ているのではないかと語っています。「ヒトが”身につけるモノ"とは、”身につけるこコト”によって価値を見出し,めまぐるしく変化する摩擦から身を守るための防御行為ではないだろうか。また、防御だけにはとどまらず攻撃という視覚への訴えも同時に行われている。何故人は服を着る(武装する)ということに急き立てられてしまうのか。その問いを自問自答しながら制作している。」と制作の背景を話しています。

身の回りの普通のモノから現してくる裏面的な答えを感じ、味わう本山氏の作品世界を、堪能できる展覧会になっています。

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