過去の展示レポート
主催:黒須ひとみ 個展 ~無意識層における人間解剖学~

主催:黒須ひとみ 個展 ~無意識層における人間解剖学~ 2016.12.24~12.29

CONCEPT・WORKS

黒須氏は、うつろになっているとき、電話をしているとき、無意識にペンを走らせるうち、何らかの像を結び、一つの秩序が浮かび上がった経験はないだろうか?それはどこからやって来たのか?自分の中に、その像を自然と結ぶような何らかの秩序があるのではないか?そこには自分の強引な意思はなく、けれども言い難い意志が充満しているように感じる。そして描かれた線や面や波のような不思議な秩序を持った世界は何とも居心地の良い懐かしい空間なのである。今回の作品は、一つのテーマをもとに作為的に制作したものではなくあくまでも(その瞬間の内面に向かう集中力から生まれた)点や色彩から自然発生的に何らかの秩序のもと形を現した作品群である。一作一作は無関係に存在しているかのようであるが 視点を変えると、ある秩序が現れてくることがある。マクロとミクロを言ったり来たりすることで、見えていなかった秩序が見えてくる瞬間がある。そして、それより大きな視点から見ると、どんなコスモロジーが見えてくるのか?終わりのない 実験的作品である、と黒須氏は語っています。
 今展では、創形美術学校卒業後、自分にとっての表現とは何かを追求するため、インスピレーションに従い各種ダンス、蜜蝋による立体作品、織の世界の経験を経て、現在はフラメンコの踊り手として修業するとともに、
今までのあらゆる経験が一つに統合されたある秩序のもと、未知の次元に向かっての実験作品に取り組んでいる黒須ワールドをお楽しみいただける展覧会となっております。

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