今後の展示会
須藤和之展 -platinum-

須藤和之展 -platinum- 2018.3.26~4.7

CONCEPT・WORKS

須藤氏は小さな生き物を中心として、季節と風をテーマに日本画を制作してきました。
岩絵の具の豊かな色彩で描かれた風景と夢幻的に流れているような風と小さな生き物たちは優しさに溢れた世界を感じさせます。今回の個展は須藤氏が新しくチャレンジしている素材であるプラチナを使用して描かれた作品を中心に展示いたします。
「揺れ動き変化しつづける心や風とは少し違い、はるか彼方から来た救世的な存在に、ふと惹かれることがあります。プラチナという素材は、その掴みにくい心の中にある存在を、かすかにあぶり出してくれるような気がします。きっかけは、以前に使ったままのプラチナがこびり付いた絵皿に、新たに膠に混ぜ込んだ時のことでした。その色が放つ独特の質感と余韻が忘れられません。いつもの制作で感じていた感覚とは違う、なにかが生まれそうな予感がしました。
私は、そのかすかに感じた予感の糸をたぐり寄せるように、この素材を使った絵を描くようになりました。決して、高価な金属素材としてではなく、技法書通りの使い方でもありません。私にとってのプラチナの魅力は、綺麗な発色などではありません。この素材の存在感を通して、かすかに感じたあの予感とその奥底に潜む、救世の色と普遍の形を描きたいと思っています。」と須藤氏は語っています。

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