過去の展示レポート
大塚亨展

大塚亨展 2013.9.2~9.13

CONCEPT・WORKS

大塚亨の作品は木彫であり「木」の素材で制作しているにも関わらず、作品によって様々な表情をみせる。布のような柔らかな質感であったり、金属のような硬い質感、レザーのようにしなるような質感だったり非常に多様だ。
それは大塚の巧みな表現技巧によるものでもあるし、自身の気持が作品に宿った結果とも言えるだろう。
日常のプロダクト品(大量生産されるような、物としての)を、仏像を制作するのと同等に、現代の彫刻として大塚は木という素材を選び作品にする。それは普段使っている帽子や服やシャープペンシルであるが、実はすべて「木」で彫られたものだ。
仏像を彫るような気持で制作するという作者の言葉。ただ、ものとして使っている物を美術品にまで昇華させ、普段感じない日常品の新たな美を作品のなかに見ることができる。

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