過去の展示レポート
日本画家 加藤弘光展 MESSAGE

日本画家 加藤弘光展 MESSAGE 2020.3.18~3.29

CONCEPT・WORKS

世界のモダンアートの分野で活躍した日本画家、加藤弘光は、2019年4月10日に突然帰らぬ人となった。2019年2月から1ヶ月間、スペインのサラマンカ大学、日西センター(美智子様ホール)にて個展を開催。現地メディアに取り上げられ、これからの活躍を期待されていた矢先の訃報だった。
その緻密でいながら、かつて見ない大胆な構図、華やかさと力強さ、圧倒的な自然への賛美を込め、画面に魂の全てを注ぎ込んだ彼の絵は、日本画という枠を超え、モダンアートとして世界の市場で高い評価を得ていました。
”ピカソの絵は誰が見てもピカソ。この絵は、誰が見ても加藤弘光だ。それが、加藤弘光の信念。
1993年に始まった独自の線描の世界、さらに2011年、彼に届いた天からのメッセージで漆黒の夜に咲く満開の桜と照らす月を描き始めた。
僕の絵は、神様への捧げものなんだよ。
だからこそ、自分自身の生き方も人として、優しく、強く、大きくありたいと望み、実践しようと努力し、生涯を貫き通した、ある意味、芸術家としては不器用だったかもしれない。
創造への悩み、苦しみを一切、見せず、本画を描いている姿は、誰も見ることはできなかった。
魂の叫びに応えるかのように、描き上げた作品は、見る人に癒しとエネルギーを届けている。
その意味でも、現代アートの世界では、異質、異端であったと言える。
今の世界だからこそ、これが僕に与えられた使命なんだと。
2020年3月17日から29日まで、FEI ART MUSEUM YOKOHAMAでの個展では、残された作品百点以上の中から、サラマンカで展示された作品を中心に、線描の作品も飾られる予定です。
 
 
加藤弘光のことば:
長い間、心を清浄に保ち、自然の姿を捉えようとした時や、制作に寝食を忘れ、取り組んだ時、自然はその本来の姿を垣間見せてくれることがある。
目の前で雲が大きく変化し、見たこともない色彩や形を見せてくれたり、そして身近な草木が突然、光り輝き出し、涙することもあった。
なぜ、私は絵を描き続けるのだろうか。
そう、この時々しか体験できない、その至福の瞬間を味わうためである。
これまで、多くの先人達が絵を描く行為を通して真理に近づこうとした。
私も、神の一枚を極めるために、この長い道を歩む決意をした。

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会  期:2020年3月18日(水)~3月29日(日) 
開場時間:10:00~19:00(入場は閉場の30分前まで・最終日は17:00まで)※月曜休廊
料  金:入場無料

※プレスデイ(関係者のみ):2020年3月17日(火)13:00〜18:00
※オープニングセレモニー(関係者のみ):2020年3月20日(金)17:00~ ※入場は14:30まで(15:00終了)

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